導電性インクを使った電気が流れる回路実験教材と顕微鏡の映像を転送できる顕微鏡カメラを新発売
電気回路を自在に描けるペンと無線対応顕微鏡カメラで直感的な理科実験を体感
~アクティブ・ラーニングに対応した新たな理科実験教材~
株式会社内田洋行(本社:東京都中央区、代表取締役:大久保昇、以下内田洋行)は、小中学校の理科の実験において、導電性マーカーペンにより、自由自在に電子回路図を作成できる「導電性インクAgIC(エージック)を使った回路実験教材」と顕微鏡の接眼レンズに取り付けるだけで、映像を付属のタブレットモニタに転送する「顕微鏡カメラ」を開発し、2016年6月末から全国に一斉販売を開始いたします。
内田洋行では、好奇心をはぐくむ理科教材の開発と、ICT活用の推進をもとに、アクティブ・ラーニングに対応した体験・体感できる“未来の理科室”づくりを展開してまいります。
導電性インクを使った電気が流れる回路実験教材
小学校4年から始まる電子回路図の学習のなかで、教科書に記載された二次元の回路図から、みのむしクリップなどを使用する三次元の回路の作成において、生徒の理解が難しいとの声が多くあるとともに、トライ&エラーを行った際の回路実験における学習履歴の可視化が求められていました。それらの要望にお応えするため、「導電性インクAgIC(エージック)を使った回路実験教材」をAgIC株式会社(代表取締役:清水信哉)と共同開発を行いました。
今回開発した「導電性インクAgIC(エージック)を使った回路実験教材」は、教科書と同じ二次元の電子回路図を光沢紙にマーカーペンで描いたあとに、乾電池やLED、モーターなどを回路図上に置くだけで電気が流れるか実験することができます。生徒達はイラストを描くように、自在に回路図を描きながら設計できるので、初めて回路図を学ぶ子供たちに最適な教材となっています。LEDや乾電池などの電子パーツの位置を自在に変えながら、どの時に電球がつくのか、どの時に電球のあかりが強くなるのかなど、直感的に確かめる事ができます。
電子回路の導線を消す事ができる専用の修正ペンを使うことで、自分が描いた回路図を消したり描き加えたりと、修正を繰り返して実験をする事ができます。これにより、今までの試行錯誤した学習履歴を残すことができます。
電子回路に特別な接着剤を使用しなくても、置くだけで固定ができるため、黒板に貼って発表する事ができます。持ち運びできることで比較・検討・ディスカッションが可能となり、近年、小中高校においても重視されているアクティブ・ラーニングに最適です(特許出願中)。
【具体的な授業シーン】
小学校・中学校の電子回路を用いる全ての実験に対応しております。※小学校4年生~6年生、中学校1年生~3年生
・販売目標:1年間で500セット
・発売日:2016年6月2日
・価格:
AgICマーカー:税抜価格1,200円、AgIC修正ペン:税抜価格540円
電気が流れる回路実験器 書き込みセット 税抜価格39,000円
セット内容/AgICマーカー1本、AgIC修正ペン1本、AgIC専用紙書き込み用12種各1枚、乾電池ボックス、LED、モーター、コンデンサー、スイッチ、ターミナル端子2個、AgIC用電流チェッカー、電子メロディー、マイボード(A4)
【導電性インクAgICとは】
専用紙に塗布すると、電気を通す事ができる特殊なインクです。専用紙の表面の薬剤とインクが反応し、銀の膜を形成し電気を通す事ができます。この導電性マーカーは速乾性も早く、塗布するだけで回路図の作成が可能であるため、教育教材として最適なインクです。AgIC株式会社は、2014年3月には世界的に有名なクラウドファンディングプラットフォームである Kickstarter にて資金を調達し、回路プリンタと回路マーカーの製造を開始。AgIC株式会社の製品は世界的に注目を集め、TechCrunch東京スタートアップバトル優勝、Maker FaireでのEditor's Choiceなどの賞を受賞。
代表取締役社長:清水信哉
所在地:東京都文京区本郷 5-25-18, ハイテク本郷ビル 1F
資本金:2億4070万円(資本準備金含む)
事業内容:プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発、サービス提供
顕微鏡の映像を転送できる顕微鏡カメラ
顕微鏡の接眼レンズに取り付けるだけで、映像を付属のタブレットモニタに転送し、グループ全員での共有が可能になります。これにより、従来のアナログ型の顕微鏡も瞬時にデジタル顕微鏡に早変わりいたします。また無線LANによって、微生物の映像をワイヤレスにデジタルテレビに転送したり、電子黒板に投影するなどICTを活用することによって、一つの顕微鏡の観察画像を、クラス全体に拡げます。
軽量で持ち運びが可能な顕微鏡カメラは、先生が机間指導でまわる際に、各班の顕微鏡に装着し、画面を投影することで比較・検討が可能になり、アクティブ・ラーニングの授業を展開できます。
付属のタブレットモニタでは、微生物の画像や動画を撮影したり、微生物の大きさを計測することも可能です。観察の決定的な瞬間をとらえて、クラス全体で共有され、議論や考察を深めます。
【具体的な授業シーン】
小学校・中学校の顕微鏡を用いる全ての実験観察(小学校5年生~6年生、中学校1年生~3年生)に対応しております。
・販売目標:1年間で1,000台
・発売日:2016年6月30日
・映像素子約500万画素、HDMI対応、microSDカード対応、無線wifi対応
・価格:8インチモニタ(タッチパネル式) 質量:約300g本体 税別95,000円、無線対応税別174,800円
内田洋行について
1910年(明治43年)創業。2010年に創業100周年を迎えた。教育・オフィス・情報の3分野を事業の柱とする。教育分野では、戦後まもない昭和23年より理化学機器を中心に学校教材販売を行い教育機器のトップブランドに。1980年代には業界に先駆けて学校教育情報化を推進。2000年に入り、パソコン教室で行える語学演習装置「PC@LL(ピーシーアットエルエル)」や、ネットワークによるコンテンツ配信事業「EduMall(エデュモール)」など新ビジネスを立ち上げる一方、教育総合研究所を設置し、省庁から学校現場まで幅広く協同で教育研究を進め、学校教員向けコミュニティサイト「学びの場.com」も運営する。一斉学習や協働学習、プロジェクト型学習等の各場面で効果的なICT環境を実践的に検証する「フューチャークラスルーム」を、東京本社、大阪支店、九州支店に設置。教育関係者との実証研究を進める。「フューチャークラスルーム」は、2012年に商標を取得。
souche :-http://www.uchida.co.jp/company/news/press/160617a.html
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