内田洋行、筑波大学附属小学校に導入された「フューチャーク


内田洋行、筑波大学附属小学校に導入された「フューチャーク 

~1人1台のタブレット端末を有効活用する教育事例の開発を、産学協同で実施~

株式会社内田洋行(本社:東京都中央区 代表取締役社長:柏原 孝、以下内田洋行)は、筑波大学附属小学校(所在地:東京都文京区 学校長:窪田眞二)と協同で、1人1台のタブレット端末を有効活用する教育事例の開発を目的とした産学協同の実証研究を開始いたします。

筑波大学附属小学校においては、平成25年3月、授業・学習でICTを有効に使える内田洋行独自の教室空間コンセプト「フューチャークラスルーム®」を採択し、授業における新たなICT利活用を図るための教室整備を開始しました。この導入を契機に、筑波大学附属小学校と内田洋行では、筑波大学附属小学校の全教科・全学年を対象に1人1台のタブレット端末を活用した授業の特性や効果的な活用方法などを検証し、教育現場の教員の方々のために具体的な授業事例の開発を協同で実施するものです。

尚、この実証研究は、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区 代表執行役 社長:樋口 泰行、以下日本マイクロソフト)、富士通株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:山本 正已、以下富士通)と協力して行います。

筑波大学附属小学校による「フューチャークラスルーム®」の導入背景

近年、ICT技術の発展と共に、知識基盤社会の到来、グローバル化の進展など急速に社会が変化しており、学校教育においても児童生徒が情報や情報手段を主体的に活用する能力の育成が要請されています。

日本政府では、政府IT戦略本部が定めた「新たな情報通信技術戦略工程表」にもとづき、デジタル教科書・教材の導入に関わる研究開発・検討が実施されており、2020年度までには児童生徒1人1台の情報端末の整備の本格的な展開が計画されております。また総務省が、平成22年より児童・生徒が1人1台の情報端末を活用する授業を推進する「フューチャースクール推進事業」を実施するほか、文部科学省では、「学びのイノベーション事業」において授業でのデジタル教科書・教材の開発・活用手法の研究等が推進されており、教育の質を向上させることを目的とした教育現場へのICT導入に期待が高まっております。

こうした中、内田洋行では、最先端のICTを活用して多様な学習形態を実現する学習空間が必要とされることから、「フューチャークラスルーム®」を内田洋行本社ビル(東京都中央区新川2-4-7)、大阪支店(大阪府大阪市中央区和泉町2-2-2)に設置し、産官学の教育研究機関や小中高大の教職員の方々を中心に一般公開を行いまして、ICTを活用する学習空間のあり方を検討して参りました。


筑波大学附属小学校は、初等教育の理論と実践の先導的教育拠点校であり、優れた授業実践に取り組むと同時に、5年先10年先の教育のあり方を研究してその成果を全国の先生方に広く発信することを使命としています。その将来の教育のあり方を考える上では、今後、ICTを活用した効果的な学習活動に関する研究が重要であるとのことから、内田洋行「フューチャークラスルーム®」のコンセプトを採択して新たに「未来の教室」を設置しました。

筑波大附属小学校「未来の教室」の概要


「未来の教室」では、教員が児童の端末に課題を配信しながら児童がグループやペアとなってそれぞれの考えを持ち寄ったり、画面を提示してディスカッションを行うような、多様な学習活動を実現するために、1人1台のタブレット端末、複数の投影スクリーン、移動が容易な可動式の机・椅子などを活用します。こうした学習環境によって、教員と児童、児童と児童とが多面的に接触する授業を実現し、教員は児童からの自発的な発言を促して児童間の議論が活発になることなどを導き、自ら考え、自分の意見を発表する力を育成することが期待されます。

■筑波大学附属小学校「未来の教室」の主な仕様
ICT空間構築ツール「SmartInfill(スマートインフィル)」(内田洋行) ※
教員・児童のタブレット端末画像を複数投影するためのマルチスクリーン ※
電子黒板による自由自在の書き込み機能「eB-S for school」(内田洋行) ※
1人1台のタブレット端末「STYLISTIC Q702/F」(OS:Windows 8)50台(富士通)
各種教育用アプリケーション「Microsoft Office」「スクールプレゼンター」「デジタルスクールノート」ほか(日本マイクロソフト、内田洋行ほか)
授業支援システム ActiveSchool/FCR(内田洋行)
「タブレット端末充電保管庫」(内田洋行)
移動が容易な可動式の机・椅子「VIMデスク・チェア」(内田洋行)
無線LANアクセスポイント
(※印は平成24年度3月に整備済)
筑波大附属小学校と内田洋行の実証研究について

筑波大学附属小学校と内田洋行は、「未来の教室」を活用して、以下の実証研究を行います。

(1)ICTを活用した授業事例の研究開発
筑波大学附属小学校の教科担任制を採用している特徴を活かし、教科毎に特色あるICTを活用した具体的な授業事例の開発を推進していきます。

(2)ICT活用を前提とした指導方法や学習環境の研究
筑波大学附属小学校の「未来の教室」において、授業事例が開発される中で、「フューチャークラスルーム®」に追加で必要とされる機能や機器等を抽出・整理し、児童生徒1人1台のタブレット端末を利活用できる学習環境の要件を整理するとともに、指導方法の研究を進めます。

内田洋行では、各教科での授業実践のサポートのほか、筑波大学附属小学校ICT教育研究部のもと、教育現場での有効的な活用方法の支援を行います。

尚、本実証研究で開発された授業事例については、筑波大学附属小学校で開催される研究会等で発表し、普及促進を図ります。また、筑波大学附属小学校で開発された授業事例をもとに、多くの学校で実現可能とするシステムや周辺機器・コンテンツ等の開発、製品化を行います。

協力企業の取り組み

筑波大学附属小学校学校と内田洋行の新たな教育実践の事例開発とその評価を進める実証研究には、日本マイクロソフト、富士通が協力企業として参加いたします。

■日本マイクロソフトからのエンドースコメント
「日本マイクロソフトは、内田洋行様の「フューチャークラスルーム®」を歓迎し、また日本の教育現場におけるICT利活用促進に貢献すべく、今回の筑波大学附属小学校での実証研究へ協力します。
日本の将来を担うグローバルな人材には、自ら情報を集め、編集・加工して表現し、他者と円滑にコミュニケーションを図ることができるといった『21世紀型スキル』が求められます。普通教室でのWindows デバイスやデジタル教材の利活用が、子どもたちの未来にとって重要なものとなることを確信しています。」
日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 パブリックセクター統括本部 文教本部長 中川 哲


souche :- http://www.uchida.co.jp/company/news/press/130610.html

0 件のコメント :

コメントを投稿